初恋
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いつも以上に練習が捗る俺たち。
こまめに俺たちのコンディネーションを確認しながら作業する沙奈ちゃん。
監督も、
顧問も、
沙奈ちゃんに一目置いていて、
今日の代理マネージャーのことも
裕大が説明したらすんなり許可を採ってくれた。
「グラウンドスプリンクラーかけてくれっから、20分休憩ー!」
コーナーキックからのフォーメーションの調整をしていた途中、
顧問の声により、休憩が入る。
シャツをパタパタ仰がせながら木陰に向かう俺たち。
「裕大!」
「あ、はい!!」
俺と一緒に居た裕大は監督に呼ばれて職員室前に向かう。
「先行ってていーから!!」
「おー」
俺は汗をシャツの裾で拭きながら答えた。
近くにいた弘樹が准にベタベタくっ付きながら歩いている。
こいつ等ほんと仲いいなぁ・・・
ちょっと引く時もあるけど汗