初恋
side沙奈
「へぇ・・・でマネージャーの仕事しに行ったのねぇ・・・」
夏休みも残り3日となった今日。
亜衣は宿題の残りをあたしの家でやっていた。
「ってゆーか!いつ気づいたの!?
三浦先輩が好きって気づいたの!」
「花火大会の時?結構前だよー。
本当はすぐにでも伝えたかったのに亜衣、
彼氏と遊ぶだ、
バイトが何だって言って話す時間なかったじゃない」
「そんな重大な風には言ってなかったじゃん!!
もっとさぁ、やばいあたしどうしよう!
とか言ってくれればすぐに駆けつけていったのにー!」
足をバタつかせながらあたしに文句を言う。
ごめん、ごめんと宥めながらコップに麦茶を注ぐ。
あれから―