初恋
決意
サッカー部のマネージャーを
もう1度やろうって思った日から。
1週間が過ぎようとしていて。
そして、あたしたちの学校は、
文化祭の準備で盛り上がっていた。
クラスの出し物は、コスプレ喫茶。
執事やらメイドやら、
いろいろなコスプレをしてお客様をおもてなしする。
衣装は、私たち女の子が作ることになっている。
私たちの学校は行事に凄い力を入れているので、
午前は授業、午後は準備と日課が変わる。
そんな事で、今日あたし達女の子は衣服室で衣装作りをしていた。
「こんなの20人分も作れないよー!!
買おうよ!本当にっ」
「亜衣・・・
そんな事言ってる間に作った方が早いよ・・・」
「沙奈!?何であんたはもう作り終わろうとしてるの!?」
「え?だって作り方の紙もらったし・・・」
あたしが担当している衣装は、新撰組のあの羽織。
着物はクラスの男の子が呉服屋さんで、
着物を貸してくれるというとのこと。
それと、船長さんのよくあるあの・・・
白い制服?
とまぁ、いろいろ作るわけですが・・・