初恋
頭の痛みが相当で
あたしは半泣き状態。
何故頭突き・・・?
しかも凄く鈍い音がしたんですけど・・・
「あたしの心の痛みはこのくらい!」
「え?」
「で、この2倍くらいが・・・
いや、もっと!
それが今のあんたの心の痛み!」
顔を上げた亜衣を見ると、
亜衣も半泣き状態。
自分も痛かったんだ・・・笑
「もっと、もっと頼ってほしい!
勝手に自分で決めないで!」
「亜衣・・・」
「沙奈がずっと辛かった時、
あたしはヘラヘラしてたんだって思うと、
悔しくて泣ける!」
いつも、亜衣はあたしの事を考えてくれている。
あたしが悩んでいれば、話を聞いてくれるし。
言いたくなさそうって思ったら話を聞かないで傍にいてくれる。
あたしは、そんな亜衣が大好きで、
これからもずっと親友でいたいって思う。
「沙奈?」
「亜衣・・・あたし、もっともっと言ってない事ある。」