初恋
何もかも上手く行かなくて、
謝ろうって思ってもなかなか出来なくて。
こんな性格じゃなきゃ、
今頃楽しくしてしょうがないだろうなって。
もう・・・最悪・・・
この時初めて、涙が出た。
ああしてれば、こうならなかったとか。
沙奈にすぐに謝っとけばよかったとか。
後悔したことしか思いつかなかった。
「ちょっと、何してんの!?」
そんな時、遠くから聞き覚えのある声が聞こえた。
え―・・・?
「うわ、相沢さん・・・」
「ねぇ、ちょっとヤバくない?」
3人が相沢と言って、
すぐに分かった。
沙奈だ・・・