初恋
「亜衣・・・」
「沙奈っ・・・ごめんね?
ほんとにっ・・・」
「ううん。あたしも悪かったから・・・
亜衣、ごめんね?」
「ううんっ・・・」
「あれ?お前らどうしたの?」
「あ!!奏汰くん!」
あたし達のところに来たのは、
同じクラスの岡本奏汰(オカモトソウタ)
沙奈は、突っ立っていた3人を指で指しながら
事情を説明していた。
奏汰はクラスの学級委員で、
それを聞いて3人に怒っていた。
「バカなことしてんじゃねぇよ!
今から、先生に言っておくからな!!」
「ちょ、委員長!!」
「木村、気付かなくてごめんな?
俺、グラウンドにいたのに・・・」
「へ、平、気だよ!
・・・沙奈がっ・・・きてくれた、から」
涙を拭きながら奏汰に言う。
この後、あたしと奏汰は付き合うことになるんだけど・・・
その話はまた今度って言うことで・・・