初恋
「お前・・・とうとう・・・!?」
「勘違いすんな!
今日あいつらが、珍しく早く来てるんだよ」
裕大は目を見開いて俺と同じように
耳をドアに当てる。
確かに・・・とか言いながら行き良い良くドアを開けている。
ま、マジかよ・・・
まぁ、いつかは開けることになるけど、
そこまで早く開ける必要はなかったんじゃ?
でもあれ以上変に見られたら嫌だしな・・・
相当、裕大も吃驚していたんだろう。
「お・・・おお・・・どうした!?」
ドモリ加減が半端じゃなくって。笑
「何か変なもんでも、
く・・・く、く、食ったか!?」
しかも俺と同じこと思ってるし。笑
部室にいた奴らは顔を合わせながら大爆笑している。
それは、しょうがねぇなと俺は思った。