初恋
いきなりの出来事で
あたしの頭の中は混乱する。
「お前が元気ないのに・・・
1人にさせる奴なんて居ない」
「じゅ、准く、ん・・・離しっ・・・」
あたしが准くんの名前を言うと、
准くんはあたしから離れていく。
「わ、悪ぃ!!!体が勝手に・・・!!」
「え・・・あ、ううん・・・」
准くんがこんなに顔を真っ赤にした所なんて初めて見た。
あたしはそんな准くんをみて笑ってしまう。
「・・・何、笑ってんだよ・・・」
「ははっ・・・別になんでもないの・・・
でもちょっと可笑しくて・・・」
准くんのおかげで少し心が軽くなった気がした。