Any time Any place

大好きだった祖父と祖母。

それ以上に笑わせてくれるのは、母なんですが、その前に、うちのどーしよーもない父について、触れておきましょーかー。

テレビドラマや小説でよくある、どーしよーもない父親。あれ、本当にいるんです。

私の父がそうですから~(笑)

酒が弱いくせに、典型的な酒に呑まれるタイプ。

そして、飲み代の借金は作るは、果てには、フィリピン人のホステスに入れあげるわ、まぁ、最低の男。

どんな父親でも、そんな風に言っちゃダメよ、とよく言われましたが、どーしよーもない人間を褒めることはできない。

でも、そんな父でも三つ感謝できることがあります。

まず、ヤツは、素晴らしく頭が良くて、怪物並の運動神経を持っていた。そして、脚が長い。

そのおかげで、私も、頭はそこそこ良いし、運動神経は抜群でした。

脚も長くて、これでもかと11センチヒールまで履いて脚長自慢をしています(笑)

ホント、褒めれるところはそこだけだな。

ああ、祖父と祖母の名誉のためここで告知しますが、父は婿養子ですから、祖父・祖母とは血のつながりがありませーん。

母も結婚した当初は、あんなひどい男だとは思わなかったらしいのですが、気付いた時には遅く、離婚もできない。

祖父も祖母も地域では名が知れていましたから、母は祖父母の名誉の為に離婚をしなかったらしい。

私は、そんな母を偉いねーとは思わず、「離婚しなかったのは、あなた自身なんだから、今更文句を言うな」と一刀両断。

娘は厳しいねー。

だってさー、絶対に私、血の分けたフィリピン人の異母兄弟いるぜー?

会ってみたい気もするけど、仲良くなれる自信もあるけど、そっちに流れた金を返せ―と言いそうだし(笑)

この父の話を友達にすると、大半が信じてくれない。

何故だろう?

私が悲観的にもなってないし、いつも幸せいっぱいオーラを出しているからでしょうか?

だって、父の借金が判明したとき、祖母が「あーゆーのは、怒っても一生治らん。手のひらの上で転がしておけ」とあっけらかんとしていたから、うちはあっけらかんとするしかなかったのです(笑)

何故だかわからないけど、うちの家族は、落ち込むとか悲観的になるということがない。

多分、脳内の化学物質が何か欠如しているんでしょーねー。

うーん、今このエッセイを書いていてとっても気になってしまった・・・



フィリピンに血の分けた兄弟がいるか、いないか(笑)





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