Any time Any place
さてさて、うちの母ですが、名を摩理子といい、私のことを「窓ぎわのトットちゃん」と呼び出したのは、こやつである。
私は中学の頃から母をお母さんと呼ばずに摩理子と呼んでいた。
私の夫も友達も、摩理ちゃんと呼ぶ。そして、孫である私の息子たちも摩理子と呼ぶ(笑)
友達親子?
いやいや、そんなお洒落な関係じゃありません。
ってか、友達親子って何?親は親だろ?友達じゃねーよ!
魔理子と私の服のサイズは変わらないけど、服なんて貸したことも借りたこともない。ショッピングすら、車で連れて行ってもらった後は、それぞれ自由行動ですよ。
あの気持ち悪いくらいに母親と仲良しこよししていられる親子を見ると、ぞっとしますね。
もっと友達作れよ、和を世間に広げよーぜ、と言いたくなる。
まぁ、そんな戯言はおいておいて。
うちの母は、あの祖母の娘ですから、変わっています。でも私や祖母が変わっているのとは、また違う種類で。
母は、3人姉妹の真ん中。上と下は、地道に勉強して園長先生になるくらいの素晴らしい保育士ですが、ふらふら宙ぶらりんの母は、勉強よりも裁縫が好き、机に座っているより、外で園芸することが好きだったそうで、進学しろという祖母を押し切って、洋裁学校に行きました。
そのお陰で、小学校から高校まで、私の家庭科の作品は、先生も驚く素晴らしいパジャマやエプロン、ワンピースの数々ですよ。全てmade by Mariko ですけど。
いつも、「あんなお母さん欲しい」と友達に言われましたが、何がどーいいのか子供時代は分からなかった。
うちは、裕福ではありませんでしたから(まぁ、商才のないじーちゃんが作った借金がありましたからねー笑)、他のキレイこじんまりとした家庭の方がええやん、と思っていました。でも、友達皆家に遊びに来たがりましたねー。