終わりの無い恋。
「莉歩、そろそろ帰ろ。暗くなって来た」
立ち上がった晃羽はあたしに手を出してくる。
その手をしっかりと握る。
すると晃羽は満足そうに微笑んで歩き出す。
「晃羽じゃん!」
2人で雑談をしながら歩いていると、
向こう側から歩いて来た数人の男子高校生が晃羽の名前を呼んだ。
見れば、晃羽と同じ制服。
晃羽は小さく舌打ちをした。
え。舌打ち?!
びっくりしたのも束の間、
晃羽はあたしを晃羽の後ろに動かせた。
なんだ、なんだ