愛よりも深すぎて
木崎に電話しようかとか
木崎の顔を見てこようかとか
一日そんなことを考えていた気がする。

部活の顧問として無理矢理用事作ることはできる。
昨日話も聞いたし、という言い訳も。

木崎の両親の前であの話をするわけにもいかないし…

結局根性なしの俺は迷ったあげくなにもしなかった。

あのときと同じだ…
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