愛よりも深すぎて
『ねぇ先生~!』
とよく俺の後ろをくっついてまわっていた子だった。

木崎はいつもにこにこしていて、
クラスで一人いると担任が助かる姉御肌の生徒だった。
吹奏楽部の中でも上級生にかわいがられ、
クラスでも学級委員をやる子だった。
成績もいい子でいわば優等生だった。

だからといって真面目が服を着てる感じの子ではなく
ひょうきんだし明るい子だった。

そんな木崎の心に俺は暗い闇を落としてしまった。
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