とっておきの恋
「ちょっと、安部っち! あんたエリに手出さないでよ」
カオリンが横目で安部くんを睨んでいた。
「手出すってどういう意味だよ。俺はただエリちゃんと一緒に浅草回れるのがうれしくて仕方ないだけなんだからさ」
そう言って、あたしにウインクする安部くん。
安部くん、ほんと?
あたしと一緒に回れるの嬉しいって思ってくれてるの?
あたしは嬉しさを通り越して、胸が苦しいよ。
カオリンだけが、憂鬱な顔して腕組していた。
カオリンが横目で安部くんを睨んでいた。
「手出すってどういう意味だよ。俺はただエリちゃんと一緒に浅草回れるのがうれしくて仕方ないだけなんだからさ」
そう言って、あたしにウインクする安部くん。
安部くん、ほんと?
あたしと一緒に回れるの嬉しいって思ってくれてるの?
あたしは嬉しさを通り越して、胸が苦しいよ。
カオリンだけが、憂鬱な顔して腕組していた。