とっておきの恋
「入場料一人900円ですから」
と言って、みんなから料金を徴収し、窓口に向かった。
「あ、そうだ。俺割引券持ってたんだ。悪いけど安部っち、遠藤くんに渡してきて」
河辺くんは紙片を安部くんにわたし、安倍くんはあうんの呼吸で窓口へと急ぐ。
安部くんが離れたのを確認して、河辺くんがあたしの耳元にささやいた。
「安部っちってね。松原さんと仲良しの女の子にいつも手出すんだってよ。エリちゃんも気をつけたほうがいいからね」
「え?」
あたしは身を固くして、河辺くんの顔を見る。
河辺くんはすました顔で首をかしげる。
そしてこっちに戻ってきた二人に手を振った。
「サンキュ! 早く中入ろうぜ」
と言って、みんなから料金を徴収し、窓口に向かった。
「あ、そうだ。俺割引券持ってたんだ。悪いけど安部っち、遠藤くんに渡してきて」
河辺くんは紙片を安部くんにわたし、安倍くんはあうんの呼吸で窓口へと急ぐ。
安部くんが離れたのを確認して、河辺くんがあたしの耳元にささやいた。
「安部っちってね。松原さんと仲良しの女の子にいつも手出すんだってよ。エリちゃんも気をつけたほうがいいからね」
「え?」
あたしは身を固くして、河辺くんの顔を見る。
河辺くんはすました顔で首をかしげる。
そしてこっちに戻ってきた二人に手を振った。
「サンキュ! 早く中入ろうぜ」