とっておきの恋
ローラーコースターの乗り場へと続く階段を上ると、すでに河辺くんと遠藤くんが座席に座り安全ベルトを締めていた。
「遅いって。早く、早く」
安部くんは、自分が先に乗り込んだ。
「おいで、エリちゃん」
そう言って、あたしの体を抱き上げた。
「きゃ!」
あたしの体はすっぽり安部くんの腕の中におさまる。
安部くんの顔が至近距離…。
ばさばさの長いまつげがこんな近くに!
その薄い唇がこう言った。
「エリちゃんは俺のもの」
「遅いって。早く、早く」
安部くんは、自分が先に乗り込んだ。
「おいで、エリちゃん」
そう言って、あたしの体を抱き上げた。
「きゃ!」
あたしの体はすっぽり安部くんの腕の中におさまる。
安部くんの顔が至近距離…。
ばさばさの長いまつげがこんな近くに!
その薄い唇がこう言った。
「エリちゃんは俺のもの」