僕達はまた同じ人に恋をする
星空
「神埼、良かったらこのあとちょっとななさねぇか?」
お店を出たあとそう涼に言われ
近くの公園にきた
「あたし、今日合コン初めてだったんだ」
「俺も初めて」
「悪くないなぁって思った」
「うん」
「星、綺麗だね。」
「ああ」
「でもあたし、夏の星はあんまり好きじゃないんだよね」
「なんで?」
「冬は一つ一つがはっきり輝いてるけど、夏ってなんかギラギラしすぎっていうかさぁ、はっきりしないんだよね」
沈黙が続く
「どうしたの?」
「い、いやなんでもない。昔のこと思い出しちゃって」
「どんなこと?」
「俺の元カノ」
「えっ」