小さな小さな恋物語
「俺こそ、ごめん。急に口調が怖くなったから、怖かったよね?」


佑希ちゃんと話せないなんて、好きな人と話せないなんて嫌だから。



「そんなことないよ! こっちこそごめんね?」


俺の様子を伺うように呟いた。



あぁ。もうダメだ!


今、佑希ちゃんにこんなこと言うのは困らせるだけだってわかってたけどとめることなんてできない。


俺はまだまだガキで我慢できる大人じゃないんだから。



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