小さな小さな恋物語
二人でクラス表を見ると亜依と同じクラスだった。


「「やったー! また同じクラスだー!」」


あたしと亜依はハモりながらハイタッチをする。


それにしても…


「『白石 智流』って誰なんだろうね?
智流君は大桐学園に行ったから違う人…だよね?」

「そうじゃないかもよ?」

そう言ってあたしの肩を叩きあっちという感じで指をさした。



あたしは亜依が指さした場所を見た。


えっ? なんで?


そこにいたのは鳥居君と楽しそうに喋る智流君の姿があった。


「智流君!?」


あたしは驚きのあまり大きな声で叫んだ。


そして、智流君の元へと駆け寄った。



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