小さな小さな恋物語
-智流-



朝倉ってセンコー。


いきなり女の子を虜にしやがった。



『あの先生カッコイイね』


物凄い小さな声だったけど、そんな言葉が聞こえた。


その声の主を見ると亜依ちゃんだった。


まさか! 佑希ちゃんも!?

「ああ。うん。そうだね」


佑希ちゃんの声ではっきりと聞こえた。



マジで? 佑希ちゃんはああいうのが好みなのか!?

俺はマジマジと先生を見てしまう。


年齢は23才くらいで身長は180cm前後。

顔はアイドル並に整っている。


それに比べて俺は12才のガキで身長は成長期の為まだ低い。



完全に負けてるじゃないか。


早く大人になりたい



そんな無謀のことを考えてしまう。




< 191 / 271 >

この作品をシェア

pagetop