小さな小さな恋物語
「みんなと泊まりで遊びたいなって思ってさ。
あとは…」


そこで、言葉をとめて手をちょいちょいって動かして智流を呼ぶ。



あたしには話せない話なのかな?


「なっ…!」


亜依の耳打ちに智流が照れた顔を見せる。


そんな二人の姿を見て、なんかモヤモヤした。


智流が誰と喋ろうと勝手じゃない。

それなのにあたしは…嫌だって思ってしまう。



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