小さな小さな恋物語
-佑希-



なんか嫌な予感がするなぁ。


亜依のことだから何か変なことを言いそうだし…。


そう思えば思う程それは当たるわけで、


「そうだ! 佑希、智流君!
お願いできないかなぁ? お兄・お姉さんに頼んで来てもらえないかなぁ?」


「「はぁ〜〜〜!?」」


あたしと智流は一緒に言った。


「なに言ってんのよ! あたしのお兄ちゃんも智流君お姉さんも今年受験生なんだよ?
出来るわけないじゃん!」


「さすがに俺もそれは無理!」


智流君も同意してくれた。

これは亜依に押し勝てるかな?



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