小さな小さな恋物語
先に乗っていた人物は智流君だった。


「「あっ!」」


あたしと智流君は驚きの声を上げた。


そして、


「「おはよう」」


今度は同時に挨拶をした。


「「!!!」」


次に驚いた顔をして笑いあった。



「あっ! エレベーターに乗らないでいいの?」


智流君はそう聞いてきた。


さっきからずっと[開]ボタンを押しててくれたんだ。

智流君は優しいな…


「ごめん。乗る!」


あたしは直ぐさまエレベーターに乗った。




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