小さな小さな恋物語
「智流(サトル)君を知らないの?
うわー。そんな人、初めて見た」


智流? そんなヤツ知らないよ。
人の顔とかを覚えるのが苦手だから… なんだけど。



「その様子じゃあ、知らないみたいだね。
智流君の名誉のために教えてあげるよ」


そう言って亜依は智流って人の説明を始めた。



「彼の名前は白石 智流(シライシ サトル)。6年2組であたし達の隣のクラス
彼が有名なのは、彼に相談すれば100%の確率で両想いになる恋愛の達人

あとは顔がカッコイイ
そんなところかな? 」



へぇー。ウチの学校でそんな人がいるなんて初めて知った。

だったら、好きって気持ちを聞いたら教えてくれるかな?



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