小さな小さな恋物語
「あれ? 佑希?」


うしろからあたしを呼ぶ声があった。


誰だろう?


恐る恐るうしろを振り向くと、佑太兄ちゃんと隣には綺麗な女の人がいた。


「お兄ちゃん!?」

「流華姉!?」


あたしが一人で驚いていると思ってたけど、智流君も驚いているからこの女の人が智流君のお姉さんらしい。


智流君と似て綺麗だな。



「あら。智流」


流華さんはおっとりした声で智流君の名前を呼んでいた。



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