流れる星を見つけたら
「今日はデートじゃないの?」
厭味ったらしく聞くと
「誰と?」白々しい返事。
「沢山いるとわからなくなるものねー」
「おかげ様で」
さりげなく笑ってるし
嫌だ
やっぱり嫌だ。
「この人嫌いだから、ごめんなさい帰ります」
お姉さんに言い
一気に走ると
後ろから同じく走ってる気配。
刑事が私を追っている。
犯罪者か私は。
絶対捕まるもんか!
気合を入れて走り
ビルの谷間を抜け
ぐちゃぐちゃ走って私の勝利と思っていたら
目の前に
しっかり刑事が立っていた。
「逃げんなよ」
乱暴です。
言葉が乱暴です。
メッキがはがれてきたね。
お互い息を荒くし
しっかりにらみ合ってしまう。
「追いかけないで」
「嫌だ」
「何で?」
「ムカつくから」
それはこっちのセリフだよ。
「この邪悪なタラシ刑事」
「うるさい詐欺師」
「あんたなんて最低」
「言ってくれるね。そっちこそ最低な女」
ジリジリと私に近寄り
腕をとって人気のない路地へ入る。
野良猫が驚いて逃げ
私は痛いくらい腕を引っ張られて、冷たい壁に背中を押しつけられた。
厭味ったらしく聞くと
「誰と?」白々しい返事。
「沢山いるとわからなくなるものねー」
「おかげ様で」
さりげなく笑ってるし
嫌だ
やっぱり嫌だ。
「この人嫌いだから、ごめんなさい帰ります」
お姉さんに言い
一気に走ると
後ろから同じく走ってる気配。
刑事が私を追っている。
犯罪者か私は。
絶対捕まるもんか!
気合を入れて走り
ビルの谷間を抜け
ぐちゃぐちゃ走って私の勝利と思っていたら
目の前に
しっかり刑事が立っていた。
「逃げんなよ」
乱暴です。
言葉が乱暴です。
メッキがはがれてきたね。
お互い息を荒くし
しっかりにらみ合ってしまう。
「追いかけないで」
「嫌だ」
「何で?」
「ムカつくから」
それはこっちのセリフだよ。
「この邪悪なタラシ刑事」
「うるさい詐欺師」
「あんたなんて最低」
「言ってくれるね。そっちこそ最低な女」
ジリジリと私に近寄り
腕をとって人気のない路地へ入る。
野良猫が驚いて逃げ
私は痛いくらい腕を引っ張られて、冷たい壁に背中を押しつけられた。