流れる星を見つけたら
カップの中には
おどろおどろしいネコがいた。
三毛猫だろうか
目が怖い
目が死んでる。
三角の耳がふたつ
三毛猫らしきものがカップの中から私を恨めしそうに見ていた。
怖い。
思いきり引いていると
「可愛いでしょう」と、真剣に言う。
「あ、飲む前にごめんなさい、写メ撮らせて下さい」
グレーのスマホケースは
ぬりかべだった。
「怖くて飲めません」正直に言うと、シェフは目を少し大きくして画像を撮ってから私を見て聞く
「ポケモン嫌いですか?」と……。
「はい?」なんでポケモン?
「ピカチュウですよ。こんなに上手にできたの初めてです」
嬉しそうに言い満足していた。
ピカチュウ?
これが?
「どう見ても化け猫ですよ」
猫好きマー君に怒られるよ。
冗談か?
「いえ、しっかりピカチュウです」
冗談ではないらしい。
イケメン凄腕シェフ
天は二物を与えず。
絵の才能はないようだ。
「混ぜて飲んでいいでしょうか?」
返事を聞かず
近くにあったティースプーンでガンガン混ぜる。
うん
味は美味しい。
ガッカリしている人はいるけど。
「美味しいです」
「最初に甘くしてますから」
最初から?
ふと不思議な顔を浮かべると
「涙には糖分が必要なんですよ」
平然と言い
カウンターの中で椅子に座り、私と向かい合う。
おどろおどろしいネコがいた。
三毛猫だろうか
目が怖い
目が死んでる。
三角の耳がふたつ
三毛猫らしきものがカップの中から私を恨めしそうに見ていた。
怖い。
思いきり引いていると
「可愛いでしょう」と、真剣に言う。
「あ、飲む前にごめんなさい、写メ撮らせて下さい」
グレーのスマホケースは
ぬりかべだった。
「怖くて飲めません」正直に言うと、シェフは目を少し大きくして画像を撮ってから私を見て聞く
「ポケモン嫌いですか?」と……。
「はい?」なんでポケモン?
「ピカチュウですよ。こんなに上手にできたの初めてです」
嬉しそうに言い満足していた。
ピカチュウ?
これが?
「どう見ても化け猫ですよ」
猫好きマー君に怒られるよ。
冗談か?
「いえ、しっかりピカチュウです」
冗談ではないらしい。
イケメン凄腕シェフ
天は二物を与えず。
絵の才能はないようだ。
「混ぜて飲んでいいでしょうか?」
返事を聞かず
近くにあったティースプーンでガンガン混ぜる。
うん
味は美味しい。
ガッカリしている人はいるけど。
「美味しいです」
「最初に甘くしてますから」
最初から?
ふと不思議な顔を浮かべると
「涙には糖分が必要なんですよ」
平然と言い
カウンターの中で椅子に座り、私と向かい合う。