流れる星を見つけたら
問い詰めて話を聞くと

いつの間にか
マー君はサンドイッチ占いのお姉さんと仲良くなり、自宅に連れて行きお母さんに紹介すると、お母さんも気に入り婚約寸前。

それで
あのダイヤか。

「ママと一緒に鳥羽一郎のコンサートに行きたいから、パンフレットもらってきた」

デカい身体でモジモジ。
ママ公認か
よかったねー。

「結婚じゃん。おめでとうございます」
心から言うと

「結婚式には呼んでやる」
大きく出たぞ。

「いつから?どんなとこに惚れました?」
冷やかし半分で聞くと

「……はっきり……わからない」
真剣な声が返る。

運命の赤い糸を引っ張られ
操られてるのか?

まぁ
それも人生だ
幸せなりゃいいじゃない。

にんげんだものbyみ〇を

「それよりお前だ」

形成逆転
ここは逃げよう。

「ごちそーさまー」
銀のトレイに運ばれてきたベーグルを紙ナプキンで包み、私は素早く社長から逃亡。

背中で何か叫んでるけど
社長は凜子さんと仲良く頑張りなさい。

ママとも上手くやっていけそうだね。

お幸せに。



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