占い好きな人って、たくさんいると思います。それと同じように、苦手な人もたくさんいると思います。
占いに頼るタイミングって、悩んでいたり、落ち込んでいたり、背中を押してほしいときだったり。そういうときなのかな、と思います。けれど、努力をしない人が流れている運命に文句を言うのは筋違い。物語のはじめに占ってあげた女の人への対応が、物語っています。けれどそういうのは自分自身では見えないときもある。まさに、美菜ちゃんもそうなのです。けれど、彼女の周りには素敵な人がたくさんいます。
例え運命の人がそこにいたって、気づかなければ、意地をはっていては、見つけられません。それを優しく諭して、その言葉に、素直に耳を傾けられたら。違う世界が見れるのかもしれません。
リズム感のあるお話の中、こんなことを伝えたいのかな、という言葉が散りばめられている。素敵なお話でした。