僕、男の子なのです☆




「ホモ違う!これはお仕置きなの!
尚ちんは悪い子なの!!」

ホモと言う発言に小さい男が反応し振り返った

「っ――――!」

俺はその顔に息を呑んだ。

男というのに白い肌
ぷるんとした美味しそうな唇(←キャぁ!変態♪ by作者)
クリッとした目…

まるで…


つーか、どぉ見ても女だろ…

「理事長…」

「セノ、少し外にいてくれるか?」

「むぅ~…今度ケーキだかんね?」

「あぁ、約束」

理事長がそぅ言うと女と思われる男は満足気に出て行った。

可愛いなぁ…

パタンと言うドアの閉まる音と共に理事長の顔はさっきとは別人かのように真剣な顔つきになった。

「お前に頼みたいことがある」

「その前に、あの子女ですよね?」

「はは、さすが女好きだけあって一目見ればわかるか」

一言余計だ馬鹿理事長…

つーか、
女好きで当たり前だろ、
男好きとか…やべ、吐き気が…


「でだ、本来、此処に通うことが問題なことはわかっているんだ…
けど、どぅしても…あいつが男であらなければならないと思っている」

「何故?」

「家の都合」

「親がそんなことさせるんですか?
最低ですね(笑)」

俺は軽い気持ちでおどけたつもりだった…

「あぁ、あいつ等は最低なんてもんじゃたりねぇ…」

聞いた事もない理事長の低い声に俺は身体を震わせた

初めて聞いた理事長の低い声
そして、
なんとも言えない苦しそうな表情…




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