僕、男の子なのです☆




「とにかくだ、此処じゃぁ、お前しか信頼できる奴がいねぇ…
だから頼む」


他人のことなのに頭を下げる理事長はなんかカッコよかった。
それにまぁー…
俺、信頼されてるみてぇだし、
あいつも何か気に入ったし、
引き受けてやるよ


「任せて下さい、理事長」
「あぁ…頼んだ」


俺は理事長に一礼し理事長室を後にした

廊下ではさっき名前を教えてもらったセノが指を折って何かを数えていた


「おぃ、セノ」
「あ!センセェ♪」

パッと明るく笑う顔はやはり可愛い。


女とわかっていることもあり、
なんか…
食いたくなる…

という冗談はさておき。

「行くか?」
「うん!」

セノは俺の後ろへ着いてきた

まるでヒヨコだな(笑)


この先が楽しみだ。



心理side*end



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