僕、男の子なのです☆
「はぁー…まぁ、セノだしな。」
また溜め息つかれた。
「まぁ、セノだしな。
心理、行きながらセノに説明してやって。
あ、それと地図はぜってぇー忘れるな?
セノの手にちゃーんと渡せ?
毎日夕方登校になったらたまったもんじゃねぇからな。」
ム。
失礼な。
まるで僕が方向音痴みたいじゃん。
「了解です。
じゃぁ。セノ行くぞ」
「ラジャー☆」
僕は心ちゃんの隣をスキップしながらついていった。
外に出た瞬間心ちゃんは鍵をぐるぐる回して指を指した。
「説明すんぞ?」
うん、と僕は頷いた。
「此処は二つ寮があって、太陽寮と月寮な?
通称…つーか、英語で皆サンとムーンって呼んでる。
でだ、サンは一般寮、ごく普通の奴等が入る場所。ムーンは特別寮だ。
ちなみにお前はムーンな?で、ムーンには他に7人いる」
「ふ~ん…まぁ、よくわかんないけど
僕はムーンってゆう寮に行けばいいんだね」
「そぉーいうこと」