僕、男の子なのです☆




「はぁー…まぁ、セノだしな。」

また溜め息つかれた。

「まぁ、セノだしな。
心理、行きながらセノに説明してやって。
あ、それと地図はぜってぇー忘れるな?
セノの手にちゃーんと渡せ?
毎日夕方登校になったらたまったもんじゃねぇからな。」



ム。
失礼な。
まるで僕が方向音痴みたいじゃん。


「了解です。
じゃぁ。セノ行くぞ」

「ラジャー☆」


僕は心ちゃんの隣をスキップしながらついていった。


外に出た瞬間心ちゃんは鍵をぐるぐる回して指を指した。


「説明すんぞ?」

うん、と僕は頷いた。


「此処は二つ寮があって、太陽寮と月寮な?
通称…つーか、英語で皆サンとムーンって呼んでる。
でだ、サンは一般寮、ごく普通の奴等が入る場所。ムーンは特別寮だ。
ちなみにお前はムーンな?で、ムーンには他に7人いる」



「ふ~ん…まぁ、よくわかんないけど
僕はムーンってゆう寮に行けばいいんだね」


「そぉーいうこと」






< 28 / 95 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop