僕、男の子なのです☆





「さっきぶりだね?」
「てめぇー…ここの手伝いってなんだよ!
俺等のことなめてんのか?!」
「僕がここへ入ったのは、な…理事長に頼まれてだ」


僕が理事長と言うと彼の顔は青くどこか絶望を感じられた。


「理事長が…か?
あの人だけは俺等の見方だと思ってたのにょっ!」


…こう思う僕はいけないのだろうか…


「まだ子供だね」
「…あ?
んだと?もういっぺん言ってみろっ!!!!!!!」
「聞こえなかった?
子供だね」


聞き間違いでないことを確認した彼は鬼のような顔をしていかにも重みのありそうなその拳を僕の頬へ落とした

「っ…」

あまりの痛さになにもできず僕の身体はベット付近まで飛ばされる。

その騒ぎに気付いたのか複数の足音がこちらへ向かってくる

不良の彼は鬼のような顔を崩さず肩で息をしながら僕を睨み付けた


「お前に俺の何がわかる?!
お前に俺の苦しみがわかるって言うのかよっ!!」

「わかるわけない。
わかりたくもない。
キミは甘えすぎだ。
自分だけが苦しいと思っている。
自分だけが可哀想だと思っている。
そう思っている時点でキミは甘えているんだっ!!!!!」


僕はキミより苦しい思いをしている人を知ってる。
キミも苦しいかもしれない。
でもキミだけじゃないんだ。



苦しいのは



可哀想なのは







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