僕、男の子なのです☆





陸side




可愛い顔して言ってくれるよね。


僕は新しくお手伝いとして入ってきた元甘党同盟のセノの部屋に今いる。


綺羅とセノの揉め合いに駆けつけた一人だ。

他の5人もきになったんだろうな~
皆いる。


そして揉め合うセノの頬は内出血していてドスグロかった。


きっと綺羅に殴られたんだろう。

だって
これはセノが悪い。


何も知らないくせに。
僕達の苦しみも悲しみも、
何もわかっていないくせに。


でしゃばりすぎだ。


もし綺羅が殴っていたら誰かが殴っただろう。
その中には僕も含まれている。


「くそっ!」

出て行かないと言って出て行ったセノがいなくなると
部屋にあったゴミ箱を綺羅は怒りに任せて蹴飛ばした。


「はぁー…早くいなくなればいいんですが」


さすがの力哉先輩もイラついているようだ。


本当。
セノは邪魔な存在だね。

何も知らないくせにして。






陸side*end




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