僕、男の子なのです☆
「急に声を上げるから驚いたよ…」
「あ、ごめんな?
僕此処に今日転校してきたんだけど、
この門の開け方もわからないし、
さっき、ぎぎぃ…って音がしてさ?
お化け屋敷思い出しちゃって…」
恥ずかしそうに頭をかきながら言う彼。
彼の顔は手だけではなく可愛いものだった。
しばらく見つめてしまっていると、
不思議に思ったのか、僕の顔を覗いてきた。
「どうかしたか?
あ、もしかしてダサいって思った?」
その仕草にもドキリとしてしまう。
それを誤解しているのか、「むぅ~…」と頬を膨らませる
その仕草もまた可愛かった。
「ッ///
多分ギギぃって音は門のだから怖がらないで?
もぅ少しで開くと思うよ」
「(顔赤い?)そっか!ありがとぉ!」
そしてまた花が咲いたような笑顔を咲かす
あ゛――――――――!!
やめてくれ!
僕はそっちのケじゃない!
頭を抱えていると門が開く