僕、男の子なのです☆





綺羅side




心理さんがいきなりムーンに現れ怒りの声色で俺等を呼んだ。


「どうしたんですか?」


俺と天理、力哉、陸は心理さんがいるリビングへ行った。


リビングではソファに座り腕と足を組んでいた。


「おい、てめぇ等。
フラワーガーデン、どうなってんだ」


俺はフラワーガーデンというワードにドキっとする。



実際、ボロボロにしたのは俺だ。


怒りに任せて乱暴に引っこ抜いた。


そして後からまた後悔した。


抜いている最中。


初めて会った時のあの寂しそうな顔が脳裏に浮かんだからだ。



「あれがどれだけあいつにとって大切なものかわかるか?!」



怒りだけではなく、瞳に涙と溜める心理さん。


何故、あいつを特別扱いする??








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