僕、男の子なのです☆
リビングに着いたのはいいがなんとも言えない気まずい空気が流れた。
そんな沈黙を破ったのは意外にも綺羅君だった。
「その…すまなかった。」
罰の悪そうに僕の顔を見ず謝った。
「ううん。僕が悪かった。
だって、その…皆のこと知らないのに…」
「僕も、ごめんね。
甘党同盟なのに、信じてあげられなくて」
「俺も、信じてやれなくてごめん」
皆は申し訳なさそうに僕から目を逸らす。
「僕こそ、本当にごめんなさい…」
僕もまた申し訳なくて皆と目を合わせることができない。
「では、また最初からやり直そう」
神童先輩の一言で僕達はお互いに目を合わせて笑った。