僕、男の子なのです☆
「心ちゃん~僕走るのいやぁ~」
「セノ。それは駄目だ」
「ぶぅ~」
僕が膨れていると心ちゃんははぁ~と息を吐き、
「わかった、わかった。ケーキ買ってやる」
その一言で僕のやる気はМAX!!!!!!!!
「今日はイチゴタルトねっ!!」
「あぁ、わかったから、ほらよーい…どーん」
心ちゃんのやる気のない声でスタート。
「きゃぁ~♪気持ち良いぃ~!!!」
風が僕の頬を撫でる。
気持ち良いなぁ~
「ゴールぅぅぅ!!
心ちゃんタイムは?」
「…6秒23…」
「あ、遅くなった」
「「「「はぁぁぁぁぁ?!」」」」
ショボーンとなっていると後ろから大声で声を上げるクラスの方々。
ナンダイ?
「セノ!何で俺より早ぇんだよ!!」
「あ、信悟~信悟はぁ?」
「俺は6秒31!!あ、ちなみに綺羅は6秒56な」
「オイ!バラすなよ!!」
う~ん。
皆早いではないか。おい。