ー美し桜と乱れし鬼ー
片目を薄っすら開けている土方さん。




「わっ!起きてたんですか⁉」




じゃあ、ずっと土方さんをみてたのも分かってたとか…?





そう思うと、顔がみるみる赤くなる。




「そりゃあ、ずっと見られてりゃあ気配でわかる」




と言いながら大きなあくびをした。




「ところで、なんでジロジロ見てたんだよ?」



ニヤリと笑う土方さんに顔をまた赤くする私。



「それは…」




「ま、興味はねぇけどな。さっさとお前は寝ろ」



そう言うと部屋を出た。
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