ー美し桜と乱れし鬼ー
「…殺れ」



その集団のリーダーなのか、指示が入ると一斉に沖田さんに襲いかかってきた。





「おぉおおっ!!」



沖田さんっ!



一人の人が沖田さんに切りかかってきた。





見ていられなくて、硬く目をつぶった。




「ぐあ゙ぁ!!」





聞こえてきたのは沖田さんの声じゃなくて、しらない声。




目を開けると沖田さんのそばで倒れている人がいた。




沖田さんは何もなかったように立っていたけど、右手には赤い血に染まった刀を握っていた。



< 71 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop