君色【完】







「......」



心臓が高鳴る。
震える指先。


「...」





静かな保健室。
時折、保健室の外から生徒の声が聞こえる。



あたしは、とりあえず近くにあったタオルを濡らしてしっかりと絞り、颯太のおでこにタオルをのせた。





< 129 / 277 >

この作品をシェア

pagetop