君色【完】








「...颯太......大丈夫...?」

「.........」




小さな声で質問しても、返事はない。


どうしよう。颯太を楽にしてあげないと...。





「.........」

「え、颯───」





静かに目を覚ました颯太。

名前を呼びかけたときに、突然視界がスライドした。

颯太に腕をつかまれて、あたしの身体はベッドに埋もれた。



「......っ」





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