君色【完】





「.........」



強い瞳でそう言った。
そのとき、耳元でささやかれた言葉。

その言葉が、またあたしを颯太の元に引き戻した。












「      絵梨      」









どれだけ時間が経っても、あたしはきみの世界から

抜け出すことはできないのかな?






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