君色【完】






「......なにしてんだよ」

「...離せっ」



やばい、視界が───



「おい!?」

「......っ」


ドサッと音とたてて、俺は地面に倒れこんでしまった。


顔から流れる血を拭う、目の前の男。



「お前、名前は?」

「.........」



なんだ?こいついきなり...。




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