君色【完】







たとえ、また傷つけられたとしても
背負いきれないほどの悲しみを与えられたとしても
泣く夜が続いても


颯太の傍に居たい。
一番近くに居たい。


その痛みを、悲しみをくれるのは、颯太であって
その後の嬉しさを、喜びをくれるのも颯太なんだ。




......なんて言ったら、颯太は怒る?
迷惑?




「......」



だけど、1度芽生えた気持ちはそう簡単には消せないよ...。





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