君色【完】






あまりに突然のことに、自分でも聞いたことのない声がでてしまった。




「あ、俺と相合傘はいや?」

「え...えっと、いや、そうじゃないっていうか......。安藤くんは?迷惑でしょ?」

「全然?ほら、帰ろう」

「あ...ありがとう...」



安藤くんの強引な誘いに、断るタイミングを逃したあたしは
安藤くんの傘の中に入れてもらうことに。



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