君色【完】






離れていく拓人。

あたしは指示された通りに、公園にあったベンチに腰をおろした。




「...さっきの言葉、なんなんだったんだろう......」


きっと、いつものおふざけなんだろう。





......だけど、この異常なほどの胸の高鳴りは。
さっき拓人に触れた部分の、この熱は。



「.........」





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