君色【完】







「───おまたせ」

「...」



ベンチで空をしばらく眺めていると、視界にお茶のペットボトルが見えた。



「...あ、ありがとう」

「そのお茶でよかった?」



拓人が優しく聞いてくる。


「うん。ありがとう」

「ん」




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