ヤンキー×お嬢様
ヤンキー×神山愛華
『百コンボだドン!』
『二百コンボだドン!』
午後6時、制服姿でゲーセンに居る私。
ばちを持って、最近流行りの曲を鬼レベルでやる。
結局学校を飛び出した私は、雑貨店やファミレスに行き、今は駅前のゲーセンに居る。
が、学校を飛び出した私をずっと尾行する奴が居た。
神山だ。
本人はバレてないと思っているっぽいが、真っ黒なサングラスが目立っている。
何を目的に着いてきてるんだろ。
神山は、ツインテール『エリカ』の味方じゃないの?
「あ」
ちくしょう、フルコンボを目指していたのに。
それにしても、早く帰ってくれないかな。
ここら辺はどうやら、治安が悪いらしい。
ということを、引っ越し準備をサボって家を出たとき知った。
ウロチョロしていたら、チャラチャラした人に『ヤらない?』って言われたんだよねぇ。
まぁ、金を要求して貰って逃走し、タクシー使って帰ったんだけど。
え、ネコババ?
断じて違う。
まぁつまり、治安が悪いからこの辺にいつまでもウロチョロしていたら危ない。
腕時計の短針が7に行きそう。
ゲームを終わらせスクバを肩にかけ、後ろを向く。
何だ、あれ