図書室から見る君は…
友理奈
~翌日~

『おっ…おはよ…』

「はよ…」

素っ気ない…昨日のせいかな?

はぁ~…気まずくなるのかな…??

「佑真くん~~!!」

この甘い声は…

「友理奈…」

やっぱり…って友理奈!?

いつの間に呼び捨て!!!

羨ましい………。

また胸がもやもやする…。


「どうした?」

「あのねぇ~昨日どうしたのかな~って思って!!」

「あぁ~…昨日…」

鈴木くんはチラッて私を見て…

「なんにもない」

なんにもない…か。
鈴木くんはなんにもないことなんだな。

私にとっては二人になれて嬉しかったよ?

やっぱり気持ちは届かないのかな?
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